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都市伝説としての南京虐殺

   

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世にいう南京虐殺だが、そこでどんなおぞましい行為がおこなわれたのか。何人かの外国人、元日本兵、そして日本人ジャーナリストの報告をもとにをみてみよう。

 

「女性はみんな丸裸にされ、乳房は切り取られ、暗い褐色の穴があいている。お腹を銃剣で切り裂かれている者もいる。はらわたが現れている。丸めた紙や木片を膣内に押し込まれた死体もある」

「彼女らは死んだ後でも切断されたり、局部に物を差し込まれたりして辱めを受けている」

「将官が誘拐してきた女性たちを小部屋に閉じ込め、ハーレムを作っていた」

「強姦中に五ヶ月の幼児が泣きだしたため窒息死させた」

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「幼い弟を奪い、地面に強く叩き付け、殺した」

「父親は娘を息子は母親を衆人環視の中、強姦するよう強制させられた」

 

そこにはおよそ人間の想像およぶかぎりの非道きわまりない猟奇的な行為がこれでもかといわんばかりに記されている。もはや疑いようがないのではないか。これだけ多くの記録がある以上、日本兵はやはり南京で数多くの虐殺行為を行ったに違いない。これらを読むかぎり、そう判断せざるをえないようにも思えてくる。

 

しかし、ちょっと待ってほしい。いくらなんでもこれだけおぞましく猟奇的な残虐行為を生身の人間が本当に犯しえるものなのだろうか。いくら戦争が人間を狂気に追い込むものだとしても、またなかには異常な趣味をもつ真に冷血きわまりない人間がいたにしてもだ。もちろん、個人的な犯罪というのであれば、それはありうるかもしれない。しかし、組織的にこれだけおぞましい行為を集団で行うというのは、同じ日本人としてとても信じがたい話である。

 

というのも、あのような猟奇的かつ残虐な行為は少なくとも長年、肉食を嫌ってきた日本人の心性とはまったく相反するものだし、歴史をひもといてみてもあれほど残虐きわまりない行為を日本人が組織的におこなったという話はいまだかつて聞いたことがないからだ。

 

一方、中国の歴史をひもとくと、似たような例はいくらでもみつかる。中国では「良い鉄は釘にならない」といって兵士は人々から忌み嫌われてきた。なぜ忌み嫌われてきたかといえば、中国の兵士がきわめて残虐だったからである。どれだけ残虐だったかについては、さまざまな記録が残されている。

 

たとえば南京事件の100年前に起こった太平天国の乱では、中国軍兵士(それも官軍だ)の略奪、暴行によって、南京はほぼ壊滅状態となった。

 

それを目撃した趙烈文という幕僚の報告をみてみると、「沿道に転がる死者は10人のうち9人が老人である。また幼児も戯れに刀でたたき殺され路上に放置されている。 40歳以下の女性は1人も見かけない。傷のない老人はなく、十余刀、数十刀の刀傷があった」とある。

 

またいわゆる南京虐殺に先立つつい数ヶ月前の上海でも中国軍兵士による中国人虐殺事件が発生している。おそらくこれの一部だと思われる発掘映像が1996年、アメリカのCNNテレビで放映されたことがある。そこには斬首した人間の生首でサッカーに興じている中国人兵士の姿が映っていた。

 

他にもいくらでも例を挙げることができるが、それらに記された中国人による虐殺行為が、いずれも日本軍が南京で行ったとされる虐殺行為とそのパターンがきわめて似ているのはどういうわけだろうか。

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私は日本軍による虐殺行為がまったくなかったといってるわけではない。日本軍による虐殺行為は少なからずあっただろうと思う。というのも、日本人がみな聖人君子であるはずはないし、なかには当然とんでもない人間だっていたはずだからだ。それにそもそも戦争というものは、人間を狂気においこむものだ。ましてやあの熾烈な南京での戦いで、規律を失なった中国軍兵士を相手に死闘を繰り広げ正気を保っていられる方がむしろおかしいくらいだろう。

 

私は、基本的に南京での残虐行為として記録されているもののうち、いくつかは事実であるか、それに近いものが発生したのではないかと考えている。だが、その一方、そこにはもうひとつの可能性があるのではないかとも疑っている。それは都市伝説だ。

 

もう数十年昔のことだが、インドを放浪していた際、同じ日本人旅行者に出会う度に聞いた話がある。それは「インドのどこかで日本人女性が悪い奴につかまって見せ物にされてるらしい。しかもその女性は、手足を切断されて逃げられないようにされてる」というなんとも不気味な話だ。私をふくめ、当時の混沌としたインド社会をみた少なからぬ日本人はまゆにつばをつけながらも、もしかしたらありえない話ではないと思ったのも事実である。

 

そしてこれがいわゆる都市伝説だと気づいたのは、それからさらに10年以上経ってからだ。中国を旅行した際、それとほぼまったく同じ話を聞いたのだ。ただし、今度はインドではなく、舞台は中国に移っていた。しかも若干尾ひれがついていて、たしか中国で誘拐されて、いまは中近東にいるということだったが…。

 

こちらもやはり当時の中国の混沌とした社会を見た日本人旅行者の無意識に潜む恐怖がそうした都市伝説を生み出したのだろう。これは心理学でいう投影の一種である。第二次オイルショック時をピークに日本国内でも騒がれた「口裂け女」なども当時の社会不安を背景に生まれたそうした都市伝説のひとつといえるだろう。

 

もしかしたら南京虐殺もまたこうしたメカニズムが生み出した都市伝説だったのではあるまいか。もちろん確証などない。だが、そこで報告されている行為の多くが、なにやら人間が奥底にもつ暗い欲望とどこかシンクロしているようにみえるのは、そこに似たようなメカニズムが働いているからではないだろうか。

 

すくなくとも、それらの多くは、実際にあったというより「あったら面白い」という人間心理を投影したもののように思える。それはおそらく戦場という異常心理のなかにある兵士たちの口により伝えられるうちにさまざまな尾ひれがつき、脚色され、誇張されて生まれた都市伝説だったからであろう。

 

それを補強するような事実もある。南京事件を目撃したと称するジャーナリストの多くがその後の調べによると現場にさえ訪れていなかったことが明らかになっている。とすれば、かれらジャーナリスト自身、そうした都市伝説に影響されていわゆる受け狙いで脚色された記事を書いた可能性も否定できないだろう。さらに当時の新聞記者というのは、いまと違い身元のしっかりした人たちがなるまっとうな職業ではなかったということも考慮に入れておくべきだ。いまでも週刊誌記者といえば、あることないことふくらませて嘘八百を書いているというイメージがあるが、それは当時の新聞記者にもいえたのである。

 

とはいえ、何度もいうように南京での残虐行為が一切なかったといっているわけではない。おそらく少なからぬ残虐行為はあったのだろう。だからこそ都市伝説が生まれたのだろうと思う。ただし、実際の残虐行為すべてが日本人兵士によるものという中国側の主張については、当然ながら到底受け入れるわけにはいかない。

おそらく、そうした残虐行為の多くは中国人兵士によるものであり、残りの何%かが日本人兵士によるものというのが真実なのではあるまいか。それが十年以上にわたり日中間の歴史問題を調べてきた私が、最終的に下した結論である。

 

 

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