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なぜいまごろアメリカで反日がブームなのか?

   

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アメリカで反日感情を煽る本が人気だそうだ。

→根強い「原爆投下は正しかった」論、反日感情を高める歴史書が大人気

しかし、アメリカではいま南シナ海問題やAIIB問題などで中国への警戒感が高まっている。またそれと反比例するように日本を信頼できる同盟国とみなす人が増えているともいわれている。そんないまのアメリカで、突然反日的な出版物がブームになるのは考えてみればおかしな話である。

思うに裏には間違いなく仕掛人がいるのだろう。そしてそれはおそらく中国だ。中国はいまハリウッドに資金を提供したり、地元の新聞社を買収するなど、アメリカのメディアにその影響力をじわじわと広げている。そんな中国にしてみれば、アメリカの出版業界を操ることなどいともたやすいことだろう。

もっとも、うがった見方をすれば、そこにはアメリカ人のアイデンティティクライシスもありそうだ。ここでアイデンティティクライシスというのは原爆投下に対する信念の揺らぎである。

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これまでアメリカ人は、原爆投下はたしかに残虐だったが、日本軍による残虐行為をやめさせるためにはしかたがなかったという理屈で正当化を図ってきた。日本軍は中国をはじめアジア各国で残虐行為を働いていたー。暴走した日本軍をそのまま放っておいたらさらなる残虐行為が引き起こされるー。だから原爆を投下して俺たちがそれをやめさせたんだという理屈である。

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その残虐行為の象徴となったのが、南京虐殺である。さらにのちには韓国人慰安婦の強制連行もそうした日本軍による残虐行為リストに加えられた。

ところが最近、この南京事件や慰安婦問題に関する風向きが変わってきた。その信憑性に疑問をもつ人が世界中で増えてきたのだ。

いうまでもなく、南京虐殺が嘘であったとなれば原爆投下を正当化する最大の根拠も失われてしまう。南京虐殺が嘘であるなら日本軍はいわれているほど残虐ではなかったことになるからだ。そして日本軍が残虐でなかったとなれば、原爆の残虐性だけがはしごをはずされたように一人際立ってしまうことになる。

これでは困る。それでは日本=悪玉、アメリカ・中国=善玉という連合国がつくりあげた構図が崩れてしまうからだ。

そればかりではない。ナイーブなアメリカ人は、もしかしたら日本人にあれは間違いだったと原爆投下に対して謝罪してしまうかもしれない。場合によっては、日本によるアジア解放という中国が絶対認めたくない見方にも一定の理解を示してしまうかもしれない。

これは中国にしてみれば、なんとしても避けなければならない状況である。だからこそ、危機感を覚えた中国は、アメリカ人のアイデンティティクライシスにつけ込む形で、このような人為的な反日ブームを作り上げたのではないだろうか。

ここにあるのは「アメリカは間違っていなかった」というメッセージである。これは自信を失いかけているアメリカ人への一種のカンフル注射であるとともに、中国と日本との間で揺れ動くアメリカ人の心をふたたび中国側に引き寄せようとする試みとみることもできる。おそらくブームの仕掛人は、そうすることで、日本=悪玉、アメリカ・中国=善玉という従来の構図の再構築と再強化をもくろんだのであろう。

仮にもしそうでないとしたならば、反中感情、親日感情が高まっているいまのアメリカでこのような不可解な反日感情がふってわいてくるはずがないと思うのだが‥。

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