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実はカンタン!? 中国共産党政府の倒し方

   

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中国共産党政府にはうんざりだ。あんな政府は早いとこ倒してしまえーー。そう思う人は日本人、中国人を問わず少なくないだろう。

※北京2200万市民が習近平政権に激怒した、あまりに悲惨な事件

しかし、どうやったら倒せるのだろうか? じつは意外に簡単である。正統性を崩せばよいのだ。

正統性とは何か? その政権が「天命を受けているかどうか」ということである。天命とは何か? 民衆を統治するにふさわしい「徳」のことである。またその徳があると民衆が認めることである。

中国では徳を失った政権は正統性がないものとされ、民衆によって転覆されてきた。そして新たに天命を受けた政権がそれに取って代わる。それが中国における王朝交代のパターンであり、歴史の法則でもある。

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これは中国伝統の易姓革命というものだ。

これはとうの昔に消え去った古い迷信だろうか? いいや、これは中国社会に2000年以上も染み付いた伝統である。いわば中国人の血肉となった思想である。そうした伝統的思考法はおいそれと消え去るものではない。ましてやいまだ近代化すらおぼつかない中途半端な中国社会である。この易姓革命思想は、中国社会の根底にいまも根強く息づいているとみるべきだろう。

中国政府があれほど正統性にこだわる裏にもじつはこの易姓革命思想への警戒感がある。もし正統性が失われてしまったら、中国共産党政府はかつての歴代王朝がそうであったように民衆による打倒の対象となってしまう。そのことを十分認識し、それを恐れているからこそ中国共産党政府は、あの手この手で正統性を確保しようと躍起になっているのだ。

たとえば建国当初、中国共産党政府は、万人が平等で幸せに暮らせる共産主義社会(中国的にいえば「大同社会」)の実現を正統性の根拠にすえた。それを実現することが天命とされ、民衆も一度はそれを受け入れた。

ところが、それは結局実現されなかった。代わりに到来したのは、大同社会どころかそれとは真逆の超格差社会であった。しかもそれは環境汚染や人心の荒廃などどうみても大同社会というにはほど遠い社会であった。

もはや共産主義社会では正統性を担保できない。そう考えた共産党政府が代わりに持ち出してきたのが愛国主義であった。

そこに登場したのが、アヘン戦争以来、列強諸国にさんざん搾取され続けた恥辱の歴史に終止符を打ち、民族の栄光を取り戻したのがほかならぬ中国共産党であったという建国神話である。そしてその神話の中核にすえられたのが、日本軍残虐物語である。列強のなかでもっとも残忍だったのは誰か? 日本軍である。それを打ち破りその魔の手から民衆を解放したのは誰か? 中国共産党である。だから中国共産党政府を愛しなさい、というのがそこに流れる一貫したテーマである。

南京虐殺もその流れの中ででっちあげられたシンボリックな「神話」のひとつにすぎない。

しかし、いうまでもなくそれらの物語はまったくのデタラメである。そもそも中国共産党が日本軍と戦ったということ自体嘘である。もちろん局地的な衝突がなかったわけではない。だが、それらはいずれも小規模なゲリラ戦であり、小競り合いにすぎず、到底正規の戦争と呼べるような代物ではなかった。

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日本軍と正面から戦ったのは後に共産党軍に敗れ台湾に逃れた国民党軍である。では共産党軍は何をしていたのか、といえばそのほとんどの期間、山岳地帯に身を隠し、高みの見物を決め込んでいたのである。

そして、そうした真実を誰よりもよく知っているからこそ中国共産党はあれほどの熱意で歴史をねつ造し、民衆をだまそうと必死になっているのだ。「悪鬼のごとき日本軍をやっつけたのは、他の誰でもなく英雄的な中国共産党である」という我々からすれば疑問符だらけの「建国神話」を臆面もなくまき散らしているのもそのせいだ。

しかし、もしこの「中国共産党による建国神話」がまったくのデタラメにすぎないとばれたらどうなるか? 中国民衆の大多数が、その嘘に気づいたらどうなるか? 当然ながら中国共産党には正統性のないことが誰の目にも明らかになるだろう。中国共産党政府が裸の、しかも偽物の王様だったということが白日の下にさらされるだろう。そうしてもはや天命が失われたと感じた中国人は歴史上そうしてきたように中国共産党政府を倒すべく一斉に立ち上がるであろう。

中国共産党政府の命運が尽きるのはその時である。天命を失ってなお存続しえた王朝は中国の歴史上ひとつもない。もちろん中国共産党「王朝」も例外ではないはずだ。それが中国の歴史であり、3000年にわたって繰り返されてきた不変の法則だからだ。

したがって中国共産党政府を倒すため、われわれが直接手をくだす必要などじつのところまったくないといってよい。やがて再現されるであろう易姓革命劇をわれわれはただ横から眺めていればそれでよいのだ。

とはいえただ拱手傍観しているというのも面白くない。同じく中国共産党政府の倒壊を望む隣人としてわれわれ日本人にも何かできることはないのか? ある。それは中国共産党政府の正統性を突き崩すため側面からの掩護射撃を行うことである。

具体的には歴史の真実を中国民衆に何らかの手段でもって知らしめることだ。中国共産党政府が今現在まき散らしている歴史が真っ赤な嘘であることを白日のもとにさらしてやるのだ。そうすれば嘘と暴力でもって政権をだまし取ったにすぎない中国共産党にはそもそも天命など最初からなかったし、もちろん正統性もなかったことが誰の目にも明らかになるだろう。

現代の戦争においては百のミサイルよりひとつのキャッチフレーズの方が破壊力があるという。これはとくに中国に当てはまる。というのも中国の最大の弱点はそうした情報戦に対する脆弱性にあるからだ。

実際、現在の中国共産党政府が本当に恐れているのは外国からの武力攻撃でも経済制裁でもない。中国民衆に歴史の真実が知られること、これだけである。

したがって中国共産党政府を倒す上で最強の武器となるのは何かという問いには、こう答えられるだろう。それは最新鋭のミサイルや訓練された屈強な兵士などではなく、歴史の真実こそがそうである、と。

 

追記
中国共産党政府が倒れたら中国は今以上の混乱に陥ってしまうとして中国共産党政府を擁護する人がいる。個人主義的で遵法精神に欠ける中国人を統治するのは強力な独裁政権以外、たしかに困難であろう。とはいえ、われわれ日本人にしてみれば中国を統治するのがどんな独裁政権であっても別にかまわない。しかし、少なくとも「日本悪玉論」を建国神話に持つような政府だけはごめんこうむりたい。そのような国が隣にあっては互いに反目するのは目に見えているし、どちらの国民にとっても不幸だからだ。

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