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ここにも中共の影‥。第一次上海事変も中国共産党の策謀だった可能性が高い

   

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満州事変後、日中の衝突が上海に飛び火するかたちで発生した第一次上海事変。一般には満州国設立の準備を急ぐ関東軍が列国の関心をそらすため陰謀をめぐらして引き起こしたとされる衝突だが、調べてみるとこれも中国共産党による策謀であった可能性が高い。

この第一次上海事変は従来、川島芳子らが仕掛けた日本人僧侶襲撃事件が発端とされてきたが、時系列をみてみると実際にはそれ以前に国民党左派の軍隊が上海付近に集結し、圧力を加えてきたことが発端となっていることがわかる。

またこうした事件の例にもれず出所不明の人物による謎の挑発事件がいくつか発生しているのも、当時背後になんらかの勢力が暗躍していたことをうかがわせている。

さらに決定的なのがその当時、江西省の山岳地帯で国民党との包囲戦のまっ最中であった中国共産党が、満州事変の勃発によってかろうじて全滅の危機を免れたという事実である。

これらをつなげてみると満州事変をそのまま収束させることなく、これを日中全面衝突へともっていくことで危機に瀕した共産党を助けようというシナリオがあり、それに沿うかたちで国民党左派の軍隊が第一次上海事変を引き起こしたのではないかという推測もできる。

というのも、当時の国民党は元々が軍閥の寄せ集めであり、みながみな一枚岩のごとく蒋介石の命令に服していたわけではなかったし、第一次国共合作以来の共産党の赤化工作により、相当数の共産党のスパイが入り込んでいたからだ。

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それよりなにより、国民党軍の一時撤退により一息つけた中国共産党が、日本との停戦協定締結後に予想される蒋介石軍の再攻撃に対し、何の備えもすることなくただ指をくわえて待っていたとみる方がむしろ不自然であろう。

さらにいえば同年1月、朝鮮人テロリストが日本で引き起こした天皇暗殺を狙った桜田門事件に続き、上海停戦協定締結直前の4月、停戦交渉を担当していた重光葵外相を狙ったこれまた朝鮮人によるテロ事件(天長節事件)が発生したこともその時期、反日勢力による策謀が盛んだったことを示唆している。

そもそも「列国の関心をそらすため」日本が謀略でもって第一次上海事変を引き起こしたという従来の説も、よく考えるとこちらの方がむしろ陰謀論めいているし、論理的な説得力にも欠けているといえよう。

なぜなら、上海の戦火が満州事変に対する世界の目をそらすことになどならないからだ。たしかに日本人や中国人なら、満州と上海が遠く離れていることはよく知っている。だが、地球規模でみればふたつとも同じ極東で起こった事件である。したがって欧米人からみれば目をそらされるどころか、前年秋に発生し、すでに忘れかけていた満州事変という重大事件を再度思い起こさせるだけの効果しかなかったはずだ。

こうしてみると、のちの盧溝橋事件がそうであったように、この第一次上海事変もまた中共の策謀によって引き起こされたと結論づけてもよいのではないだろうか。

 

 

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