紹介しちゃって大丈夫? 韓国紙が東京裁判で日本無罪論を主張したパル判事の業績を紹介

大東亜戦争

戦犯全員に無罪意見、インド判事の顕彰碑まで建てた日本

東京裁判で日本無罪論を主張したインドのパル判事に触れた記事が韓国紙・中央日報に掲載されていました。記事は終戦記念日にちなんだのか、靖国神社の風景を韓国人の目からレポートしたものですが、当然ながら全編批判的な視点で貫かれています。

たとえば「韓国人も2万1000人が含まれている。強制的に戦争に動員された彼らは死んでもA級戦犯と魂がまとめられたまま苦痛を受けているのだ」という具合です。

ただ奇妙なのはいくつか「おや?」と思う箇所があることです。非難と同時に日本側の主張がきちんと併記されているのです。もちろん、それは「妄言」であるとして切り捨てる目的で持ち出したのだと思いますが、問題はその切り捨て方が例によってまったく論理的でも実証的でもないことです。そのため、見方によっては日本側の主張の正しさがかえって強調されているように見えるのです。

たとえば、日清戦争と日露戦争については「『欧米帝国のアジア侵略を防ぐための決断』と、日本側の視点を正しく説明してくれていますし、韓国併合についても「『韓日強制併合』をまるで両国間で平和に締結された平等条約のように描写した」と韓国内ではあまり知られていない平和的な側面もあったことをさりげなく示唆してくれています。

また南京虐殺についても、「『南京虐殺』は日本軍の治安維持のための活動と描写されていた。『当時民間人の服を着た敗残兵などにより無秩序だった南京市を日本軍が包囲するとすぐに平和が訪れた』という形で説明していた」と、これまた日本側の主張をきちんと書いてくれています。

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さらに「太平洋戦争後のアジア各国の独立に対しては『日本軍の輝かしい勝利以後』だったと主張していた。戦争がアジア解放のための戦争だったことを間接的に示している」と、アジア解放論にまで踏み込んで紹介してくれています。

そして本題のパル判事についてですが、「『日本が犯罪を犯した』『日本は侵略の暴挙をした』などのゆがんだ罪悪観を背負って卑屈、退廃に流れるのを私はただ見ていることはできない。誤った歴史は書き換えなければならない」というその言葉を紹介すると同時に、「東京裁判が連合国の敗戦国日本に対する野蛮な復讐の儀式にすぎないことを看破し…博士(パール判事)の裁定は今や文明世界の国際法学界における定説と認められた」という顕彰碑に記された碑文まで紹介してくれています。

たしかに日本非難を目的とした記事であることは間違いないのですが、はたしてそう単純に受け取ってよいものなのかーー。もしかしたら、記者は日本批判に見せかけて韓国のあまりにも偏ったウリナラ史観を批判するためにこの記事を書いたのではーー。

そう思う一方で「 先祖の位牌が祀られたところに向かってお辞儀をして福を祈る」「A級戦犯14人の位牌も一緒にある」という表現を見るかぎり、日本に対してそれほど深い知識を持っているとは到底思えないし‥。

なんというか、妙に困惑させられる記事でした。

戦犯全員に無罪意見、インド判事の顕彰碑まで建てた日本

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