南京虐殺、慰安婦、七三一部隊ーー。なぜかくもこれらの問題が執拗に蒸し返され続けるのか? 簡単なことだ。これらがみなプロパガンダだからである。プロパガンダというのは嘘である。嘘というのはそれをやめた途端、真実が表に出始めるものだ。そうなることを恐れているからこそ彼らは何度も蒸し返すのである。
しかしである。百歩譲って、仮にこれらがみな真実だったとしてもそこから一体何が言えるのか? 日本軍の残虐性? いいや、ここから言えるのはせいぜい「戦争」自体の残虐性でしかない。もし「日本軍だけの」例外的な残虐性を言いたいのであれば、他の国にはそのような行為が一切なかったことを証明しなければならないはずだ。
では、他の国ではそのような残虐行為が一切なかったのか? そんなことはない。
もちろん、今現在流布されている言説は裏付けを欠いたたんなる妄想の産物である。しかも、これだけ想像を絶するレベルにまでふくれあがった妄想である。それに匹敵する現実の出来事を探すのはたしかに骨が折れるだろう。だが、そうした異常なまでに肥大した妄想部分を差し引けば、それと似たような出来事を探すのはそれほど困難なことではない。
たとえば南京虐殺に対しては、米軍による東京大空襲、沖縄侵攻時の沖縄虐殺をはじめ、イギリス軍によるアムリットサル虐殺などが挙げられるだろう。もちろん他にもいくらでもあるが‥。
次に慰安婦についてだが、そもそもこれの何が悪いのかがわからない。強制連行? そんなものはなかったし、あったとしてもそれらはみな個人的な犯罪でしかない。さらに慰安婦制度そのものを非難する向きもあるが、ならば強姦し放題のロシア流のようなものの方が犯罪性が低いとでもいうのだろうか?
いずれにせよ、戦時における拉致や強姦などは国を問わずどの戦争にも必ずといっていいほどあるものだ。これについては、韓国軍のベトナム人女性への陵辱が有名だが、他にも戦後の占領時代の日本におけるアメリカ軍兵士による日本人女性への陵辱事件などがあり、これまた枚挙にいとまがない。
最後の七三一部隊についても同様だ。これは人体実験のかどで非難されているわけだが、こうした人体実験などもいくらでも挙げられる。これも面倒なので、ここではアメリカの黒人に対する梅毒実験であるタスキーギ人体実験だけ挙げておこう。
仮に他国にこうした例が一切なく、日本軍だけが「虐殺」「強姦」「人体実験」を行ったというのであれば、たしかに日本は非難を甘んじて受けるべきだろう。だが、そのようにいわれる筋合いのないことは調べれば誰でもわかることである。
こうした日本批判はまず100%、プロパガンダの文脈の枠内にあるものだ。その目的は戦勝国である連合国の正義を強調することにある。日本やドイツがいかに非道であったかを強調することで自分たちの立場を正当化しようとしているのだ。逆にいえば、本当のところ自分たちに正義などなかったことを彼ら自身がよく知っているのだ。それが嘘であることが明らかになるのを恐れているからこそ、彼らはいまなお執拗にそうしているし、そうせざるえをえないのだ。
最後にもうひとつ。これだけ「残虐」な出来事を探すのは骨が折れるだろう、と言ったがじつはそうでもない。これら想像を絶する残虐きわまりない出来事の実例はじつのところ意外なところで見つけられる。意外なところとはどこか? 他ならぬ中国と韓国、である。興味のある方はネットで探してみて欲しい。それほど困難な作業ではないはずだ。
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